インストラクターを目指して研修中の大井さんに密着する「インストラクターへの道!」。
約一年に渡りお届けしてきた連載も最終回を迎えました。
「大井さんがパパラギに入るきっかけになったのはまさに去年のルーキーツアーでした。 ルーキーツアーに参加していた大井さんに『他のダイビングショップに履歴書出しました』と聞いてスカウトしました。 『一年後には自分が担当しているかもよ?』 伊豆店のベンチで話をしたのが懐かしいです。」
そう振り返るのはZOEA運営部の亀山inst.
まさにその一年の間に、まだオープン・ウォーター・ダイバーだった大井さんがルーキーツアーで本当に担当として海デビューを果たしました。
パパラギスタッフへの憧れで始まった大井さんの挑戦は、どのような結末を迎えたのでしょうか?
「始めはインストラクターになれるか不安でした。でも、ルーキーツアーが終わってインストラクターになった実感をすごく感じました」
インストラクターを目指す道半ばで、諦めようと考えたこともあった大井さん。
(当時の様子はインストラクターへの道! #4 をご覧ください)
ツアー中にお客様を先導して泳いだり、お客様のログブックに自分のサインを書いたときに「本当になったんだな」という実感が湧いてきたそう。
それだけではありません。
「ツアー中の二日間は必死でした。でも終わってみると楽しかったと思えます」
大井さんの初めてのツアー担当が「楽しい」と思えたきっかけも、実はこのログブックでした。
ツアーが終わって改めてログブックを見返したときに、お客様からの「楽しいツアーでした!」のコメントを見て、大井さんも楽しかったと感じられました。
「必死」だった思い出が、ログブックのおかげで「楽しかった」思い出に変わります。
インストラクターにとってのログブックって、すごく大事なんです。捨てられないんです。
初めてのツアーだからとか関係なし。
色んなお客様と潜りますが、その1日1日が忘れられませんし、どんなに前の話でもログブックを見返せばすぐに昨日のことのように思い出せます。
振り返れば楽しい思い出がいっぱい。インストラクターって、いい仕事ですねー笑
「インストラクターのイメージがすごく変わりました。お客様と楽しそうに過ごすスタッフがキラキラ見えて、その姿に憧れていました。でも、いざ自分がやってみるとお客様を楽しませるってすごく難しい。そこにやりがいを感じます。これからも頑張ります!」
あー、楽しかったなあーと浸りたい所ですが、そこは流石の真面目な大井さん。もう次のことを考えています。
先輩たちがスターのようにキラキラ見えて、自分もそのスターの一員になれるか心配していたようですが、やってみればなんとも地道な努力の積み重ねだったことに気がついたのではないでしょうか。
地道な努力なら私だってやれます。
もともと魚が大好きで、水族館に行けば水槽に張り付いて動かなくなってしまうタイプ。今は魚の名前や生態の猛勉強中。
パパラギのさかなクンならぬさかなチャンを目指すのだとか。
それも海でお客様を楽しませるため。
その一方で…
「もう全然ダメなんです。2回も担当する予定なんですけど、全然ダメ。足と手が同じにしか動かせない笑」
人生次から次へと壁がやってきます。
大井さんを悩ませているのは、12月のクリスマスツアー。
のクリスマスパーティーのフラダンス。人生初の踊り。
これも海でお客様を楽しませるためです。笑
「よし次は、『フラダンサーへの道!』だ!」
「いや、本当にやめてください。」
はい、やめときます。笑
大井さんは今からルーキーツアーより成長した姿をクリスマスツアーで見せたい!と気合十分です。
半年後が楽しみですね!
最後に、昔の自分に一言。
「今の自分が信じられない。頑張って良かった。」
去年の8月、プロになる事に自信が持てなかった自分からすると、今インストラクターとして活躍している姿は想像できなかったそうです。
インストラクター合格とルーキーツアーを経て、自分が大きく変わったことに大井さん自身が1番驚いているようです。
悩みつつ進んできた一年。やってみないと分からないことってたくさん。
「インストラクターになって良かった」
そう思えたのではないでしょうか。
ここからは大井さんの思うインストラクターを目指す「インストラクターへの道」が続きます。
今度は大井さんが後輩からキラキラ見えるインストラクターになる番ですね。
これからも頑張りましょー!
おしまい