ZOEAの卒業生が社会でどんな活躍をしているかに迫る卒業生インタビュー
第一弾公開です!
記念すべき第一弾は、パパラギダイビングスクールに入社した松本茜さんと、
大人気ダイビングスーツメーカーのワールドダイブに入社した原陽菜乃さん。
専門学校の同級生で、同じ業界で働く二人にお話伺いました。

原陽菜乃さん(左手)と松本茜さん(右手)
今のお仕事は?
松本さん: ダイビングインストラクターをしています。ダイビングを教えたり、学科講習をやったり。

ライセンス認定もして、インストラクターらしく頑張っています。
原さん: ダイビングスーツを作ってる会社の事務をしています。スーツオーダーのやりとりとか。総務の仕事も掛け持ちしてます。あとたまにイラストレーター使ってデザインしたり。

スーツオーダーの管理が主なお仕事。入社2年目で新作ウエットスーツのデザインを担当したそうです。
お互いの第一印象は?
松本さん: おしゃれ!
原さん: うるさい笑
松本さん: えー、真面目に授業受けてたと思うんだけどなあ
原さん: あ、真面目。真面目は真面目だけどうるさいが第一印象笑
知り合ったきっかけ
松本さん: 専門だから、4年前くらい? でも学校であんまり喋ってなかったよね?笑
原さん: そうだね、あんまり喋んない。。。
松本さん: 仲良くなったのパパラギにきてからだよね?
原さん: 専門学校の研修先にパパラギを選んだことがきっかけ。みんなと違うところに行こうと。行ってみたら茜がいるよ?みたいな。
松本さん: なんか写真見たんじゃ無かったっけ?私が写ってるやつ。 私はお店で聞いた。同じ学校の子がいるよって。え?同じクラスの子なんですけどって。
原さん: そっから喋った?
松本さん: そう。そのあとWater Born Fes.でさ、あの雨でさ、イベント中止になってみんなで落ち葉掃除して、クレープ食べて
原さん: 食べた!めっちゃ美味しかった。
松本さん: あのへんじゃない?仲良くなったの。きっかけはパパラギですね笑 私はZOEAができる前からパパラギで潜っていて、ZOEAができてからスタッフに教えてもらった。

イベントサポートのはずが、楽しんじゃってるのはご愛嬌。
今のお仕事のこと
松本さん: 最近どうですか?お仕事。もうやらないの?デザイン。
原さん: 今のところはないかなあ
松本さん: ドライもデザインしてよ、デザイン部みたいな。
原さん: ん~、良くわかんない。私の立ち位置がよくわからない笑 今2年目なんですけど。今やってる事務は私と先輩後輩の3人。
松本さん: 2年目にして?責任重大だね!
原さん: まだまだできないこともあるんだけどね。
松本さん: デザイン部みたいのがあるの?どの程度作ったの?
原さん: 今年はうりずん柄を使うのだけ決まっていて、これでデザイン作ってみてって。初めは冗談かと思ったの。
松本さん: まっさらな状態から考えてって?
原さん: そう、でとりあえず作ってみたら採用されたの。先輩と一緒に考えていくつか案を出して社内で検討して決められた。これも一回工場で作るんだよ。
松本さん: え?わざわざ作るの?
原さん: やっぱり着たのと絵で描いてるのは違うじゃん。
松本さん: どうやってデザイン作るの?
原さん: イラストレーター。教えてもらいながら。めっちゃむずい。
松本さん: 大変だったでしょ?知らないところから。この足のラインとかめっちゃ可愛い。

大阪、東京、熊本から新デザインを持ち寄り、今年のモデルが決まるそうです。
原さん: インストラクターはどう?もう認定してるの?
松本さん: うん、二人認定した。
原さん: へー!すごいじゃん。大変だった?
松本さん: 2月だったかな。先輩スタッフがピタッとついてくれたから大変じゃなかったけど、前日は胃が痛かったね。まあ大変、大変だよ笑
原さん: あれ?サメは専門でやってるんじゃないの?
松本さん: 超やってた!今日はヨシキリザメの歯とネズミザメの歯とアカシュモクザメの歯とこれはフトツノでしょ…
原さん: すごーい!どれが何だか全然わからない笑 一番好きなサメは?
松本さん: ヨシキリザメですね。この歯です笑 歯だけ見ても可愛さが伝わっちゃうと思う。
原さん: どうやって集めてきたの?抜いてきたの?
松本さん: そう、あの、頭だけ発注して。クール便で学校に届くから、沼口先生の授業で。段ボールから出してバケツにティファールで沸かしたお湯で温めるの。でしばらく置いておくと、全部軟骨だからふやけてくると全部抜ける。ポロポロとってくの。

松本さんは9月のパパラギフォーラムで「サメの歯でアクセサリー作り」をテーマに登壇するのが決まりました。
原さん: あ、ちゃんとついてる!
松本さん: なに入れた?私クジラ 。
原さん: 私はマンタ。
松本さん: それも聞きたかったんだけど、それもデザインしたの?

原さんがデザインしたのはスーツだけでなく、オプションのポイントマークも。
原さん: 手書き。
松本さん: 手書き?
原さん: 私が勝手に一人でに始めたんだけど。遊んでたの。
松本さん: そしたら採用されちゃったの?凄くない?マジで才能あると思うよ!
原さん: 全部手書きで書いて、落書きでやってたのが採用されて。クジラが一番悩んだの。マンタが一番最初にできた。
松本さん: なんでサメは作ってくれなかったの?
原さん: なんかまず外枠が書けなかったから笑
松本さん: ちゃんと頼んでおけば良かったー
原さん: 落書きのつもりだったんだけど、これどうですか?って出してみたの。そしたら「いいよ、やっちゃいなよ、いいよいいよ」って笑
松本さん: なんか自由なんだね。
原さん: 何でもできるよ。こう言うことやりたいって言うと「いいじゃん、やりなよ」って言ってもらえる。
松本さん: じゃ、サメ、サメ!笑 でもこれめちゃくちゃいいよね。すごいなあ、原さんは。

2020年カタログにもバッチリ載っています。
これから挑戦したいことは?
松本さん: サメ好きを集めてサメを見るツアーをやりたい。海に行って楽しそうにしてくれてると、今日楽しかったーとか言ってもらえると嬉しい。真面目な話、照れるんですけど笑
原さん: 私はもう終わってしまいました笑
松本さん: ドライも作ってよ
原さん: じゃあそういうことにしておきます笑 確かにデザインは楽しかった。自分のデザインしたスーツの注文が入ると嬉しい。

原さんデザインのウエットスーツはZOEA時代の仲間たちも購入してくれています。
松本さん: 私めっちゃ喜ばせてるじゃん笑 超誇らしいもん、これ着てるとき。ニヤニヤしちゃう。着てると仕事頑張れる。
同じ業界に仲間がいるのはどう?
原さん: …楽。心強いですね。
松本さん: 頑張ってるのが見える。スーツが採用されて、自分もその頑張りに乗っかりやすいから頑張ろうっと思えるし、単純に嬉しい。
原さん: あとはスーツの注文が滞りなく進むように工場やダイビングショップに電話をかけたりするんだけど
松本さん: 電話って緊張しない?
原さん: パパラギに問い合わせする時は安心する。みんな優しいから。めっちゃ電話しやすい。時々厳しい事言われるときもあるから。
松本さん: お互い電話を取ると途中で笑っちゃうよね。パパラギの人はみんな原さんのことご存知だから、みんな私に報告してくれる。
原さん: それやだ笑 私知られていないと思ってたのに。
松本さん: ワールドダイブの黒島さんもいつも丁寧に案内してくれる。
原さん: 黒島さんは本当にめっちゃすごい人、職場の人はみんな優しい。
ZOEAはどうでしたか?
原さん: 友達たくさんできました。
松本さん: 確かにZOEAなかったら仲良くなってない人いっぱいいた。陽菜乃とだってそうだもんね。
原さん: ここにいなかったかも。就職先は変わらなかったかも知れないけど、パパラギには来ていない。伊豆に潜らずリゾートばかりに行っていたかも。だから私もしかしたら職場で一番潜っているかも。
松本さん: 私は同年代のダイバー仲間がいなかった。ずっと大人に混じってダイビングしていたので。嬉しかった、すごい。それぞれ楽しみはあるんだけど、やっと年の近い子と潜れるって。今ではツアー行こうって言うとみんな来てくれる笑
原さん: それは確かに。茜のツアーしか行かない
松本さん: ありがとうございます! 他の学部の話聞くのとか楽しくなかった? 専門だとその話ししかないから。普通の4大ってそんなことしてんだって。
原さん: うん。それはある。バイトの話もね。
今のZOEAへ
松本さん: 今の方が待遇がよっぽどいい。2ビーチ券が羨ましい。イベントサポートの場も増えてるんだよ。
原さん: へー、そうなんだ。そしたらイベントサポートしまくってツアーに行って、浮いたお金でリゾートで潜りたい。
松本さん: ZOEAの宮古島ツアーの動画とかめちゃくちゃ楽しそうだったもん。
原さん: ツアーやってよ。
松本さん: ZOEAじゃないよ?一般料金。
原さん: 安くして、友情割引笑
終わりに
同じ学校の同級生なのに、仲良くなったきっかけはパパラギだったことには驚きました。
原さんと松本さんの二人はZOEAで活動する中でも、卒業後の進路に迷っていた姿をよく覚えています。
そんな二人が社会人になって2年。それぞれの職場で生き生き頑張っているのがとてもよく伝わってきました。
二人の個性がもうすでに仕事に生かされて形になっている早さがすごいです。
若手の意見を汲み上げてくれる会社の風通しの良さもありますが、やはり専門学校から好きなことを学んできていますし、ZOEAの活動の中で自分の「好き」や「興味」が社会の役に立つんだという経験のお陰もあるのかも知れません。好きな事で力を発揮するのが得意な印象を受けました。
専門学校の同級生が今ではスーツメーカーとダイビングショップに。原さんが一生懸命考えたスーツデザインとそれを分かって大事に使ってお客様にもお勧めしている松本さん。一着のスーツで、たった二人の同級生で、スクーバダイビングの世界が盛り上がっているパワーを感じました。
今後の二人の活躍に注目です。
松本さん: これからもパパラギダイビングスクールをよろしくお願いします。
原さん: 私のスーツを売ってください笑
松本さん: 頑張っちゃう!笑
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 戸澤さん:確かに。それは確かにあるね。(戸澤さんとパパラギの松本茜inst.はZOEA時代からの友人) […]